プロジェクト

山びこを持っていく(Transporting Echoes)

時里充+福留麻里

3年間かけて行われる「南三陸 = ハーグ 」プロジェクトは、山口在住の時里充と福留麻里が、バーチャルで南三陸を視察するところからはじまりました。

南三陸の自然や生活、信仰や、東日本大震 災を巡るお話しを様々な角度で伺う中で、これからプロジェクト3年間で触れていきたい領域として、

森、山、島、海、生活、木々や宇宙、

様々なスケールの時間や循環、

神様のことと科学的なことのつながり、土地で受け継がれる祭りや踊りや民話、土地に宿るものと、遠い土地同士で呼応すること、

リアルとバーチャル、

それを繋ぐもののこと、

などが浮かび上がってきました。

これらのことを、バーチャルとリアルを横断し、土地の方々との交流やリサーチ、プロジェクトメンバーの皆さんとの対話と思考の交換、観察と実験と検証などを繰り返し、世界の変化にも耳をすませながら、今の時代における制作方法、アウトプット方法の可能性も含めて探っていきます。

その第一歩として、4月の発表では、身近な事から出発します。

南三陸と山口、離れた土地どうしで、それぞれの日々の中にある記録や、リサーチの断片などを短い映像としてコラージュしていきます。

今回、南三陸側の映像でご協力いただく佐藤太一さんが、ご自身の仕事場でもある山をバーチャル視察で案内してくださった時に、年輪に刻まれ重なった時間の層のお話しをしてくださいました。

年輪に様々な情報が刻まれて一本の幹になっていくように、ふたつの離れた土地の時間の層を、ひとつの時間、映像として重ねていきます。

2021年3月16日 Mitsuru  Tokisato + Mari Fukutome

国内アーティスト

時里充(Mitsuru Tokisato)

メディアアーティスト。1990年兵庫県生まれ。画面やカメラに関する実験と観察を行ない、認知や計量化といったデジタル性に関する作品を制作発表。展覧会に「エマージェンシーズ!022『視点ユニット』」(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]、東京、2014)、「見た目カウント」(SOBO、東京、2016)、「アスリ ―ト展」(21_21 DESIGN SIGHT、東京、2017)、「見た目カウントトレーニング#2」(gallery to plus、東京、2017)、「ラビットリーディング」(TABULAE、東京、2018)など。小林椋とのユニット「正直」などでライヴ活動を行なう。山口情報芸術センター[YCAM]のInterLabに所属。「正直」や最近のYCAMでの仕事(篠田千明 新作オンライン・パフォーマンス公演「5×5×5本足の椅子」、テクニカル・ディレクター)では、オンラインとオフライン空間を多層的に組み合わせた身体やアバターを伴う表現で新たな境地を開いた。https://tokisato.info/

Mitsuru Tokisato (born in 1990, Hyogo) is a media artist. Mitsuru has been running experiments/observations around the display and camera, presenting artworks dealing with digital recognition and quantification. Some of the past exhibitions include: “emergencies!022” ‘Viewpoint Unit’ (ICC, Tokyo, 2014); “Counting Appearances” (SOBO, Tokyo, 2016); “ATHLETE” (21_21 DESIGN SIGHT, Tokyo, 2017); “Counting Appearances – Training #2” (gallery to plus, Tokyo, 2017); “Rapid Reading” (TABULAE, Tokyo, 2018). Mitsuru is also active as a musical unit “Shoujiki”with Muku Kobayashi. Mitsuru currently belongs to InterLab at Yamaguchi Center for Arts and Media [YCAM]. He also technically assisted the online performance “5×5 Legged Stool” by Chiharu Shinoda, which involved multi-layered online/offline, and avatar/body representations.

福留麻里(Mari Fukutome)

ダンサー/振付家。2001年より新鋪美佳と共にほうほう堂として活動。独自のダンスの更新を試みる。2014年よりソロ活動スタート。劇場やギャラリーでの作品発表、川原、公園、道、誰かの家など様々な場所でのパフォーマンスやワークショップをはじめ、他分野作家との共同制作を継続的に行ない、いくつもの関係性とそのやりとりから生まれる感覚や考えや動きのはじまりを見つめ紡いでいる。2019年からだを巡る小さな指示書をSNSで発信する「ひみつのからだレシピ」プロジェクトを木村覚(BONUS)と共にスタート。2020・2021年度セゾン・フェローⅠ。最近作に篠田千明新作オンライン・パフォーマンス公演「5×5×5本足の椅子」がある。2020年より山口市在住。

Mari Fukutome is a dancer/choreographer. Mari has been active as a duo “Ho Ho-Do” with Mika Arashiki since 2001, exploring her distinct dance practice. In 2014, Mari started as a solo dancer, giving performances and workshops not only in theaters and galleries, but also a riverside, a park, on the street, and even at somebody’s house. After actively working with artists in different disciplines, she now finds her interest in the collaborative feeling and where an idea or a motion begins. In 2019, Mari, with Satoru Kimura (BONUS) , started a project titled “Secret Body Recipe” where small instructions surrounding the body were transmitted via SNS. Mari was a Saison-fellow-l in 2020 and 2021. Some of her recent works include an online performance “5×5 Legged Stool”.